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第30期事業報告書 (自平成28年4月1日 至平成29年3月31日)

 当社は平成29年3月31日をもって第30期事業年度を終了いたしましたので、事業の概況並びに決算等につきまして、ご報告申し上げます。

                         

 

1 事業の概況

1)事業の経過及び成果並びに対処すべき課題

 当期は事業30年目を迎え株主の皆様をはじめ関係各位のご支援を賜る中、埼玉県から受託している「秩父ミューズパーク」と「埼玉県長瀞射撃場」の指定管理業務を事業の柱に据え、秩父地域の振興に寄与するため各種事業展開を進めてまいりました。

 秩父ミューズパークにおいては適切な園地及び施設管理を行うとともに、公園と地域の活性化を図るため、「岩崎宏美with国府弘子ピアノソングス」などのコンサートイベントや「昆虫探検隊」をはじめとするインストラクター事業等の各種自主事業を実施するほか、「ハーレー秩父ミーティング」や「第3回埼玉キャンポリー」などの大規模イベントの誘致に努めました。また、昨年度より取り組んでいる「雲海の名所化」「チューリップ1万本プロジェクト」事業などについて更なる展開を図るほか、新たに「フラダンスフェスティバル」と「梅まつり」を開催し、参加者及び関係各位より好評をいただいたところでございます。広報関連としては、スマートフォン対応などホームページのリニューアルを図りSNSと併用してイチョウ並木の黄葉状況やイベント情報など、公園の魅力を最大限に発信させ、メディアにも多く取り上げられるなど、公園の知名度アップと来園者の増加に努めました。

 長瀞射撃場においては、安全第一の施設管理運営を行うとともに、利用率向上と地域貢献を図るため、各射撃団体の大会や合宿の誘致、埼玉県・群馬県・栃木県の各公安委員会からの受託による技能講習を実施したほか、文部科学省からナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設活用事業を受託し、トップアスリートのサポート事業を実施しました。

 観光振興事業におきましては、テレビ埼玉「マチコミ ちちぶだより」情報番組連絡協議会の事務局として番組制作への協力や、秩父観光協会をはじめとする観光関係機関と連携を図り、観光キャンペーン等に積極的に参加するなど、秩父地域への誘客活動にも努めてまいりました。

 今後も地域に根ざした活動ができますよう一層の事業努力を傾注してまいります。

 

第30期の主な事業は次のとおりです。

1 秩父ミューズパークの指定管理業務の受託

@ 園内管理業務

 ・除草、芝生、植栽、高木・低木、林地、花壇、菖蒲田等の園地管理

 ・音楽堂・野外ステージ等の施設維持管理業務

 ・音楽堂・野外ステージの舞台照明音響業務

 ・園内清掃、警備業務、除雪作業  ほか17項目

A 軽食堂「ピエリア」の運営

 ・うどん、そば、ラーメン、カレー等の販売、「手ぶらバーベキュ   

   ー」営業など

B 主な誘致イベント

 ・ハーレー秩父ミーティング(ハーレー3,000台集結、2日間)

 ・58回秩父宮記念ミューズの森チャレンジロードレース大会

  ( 参加者2,500人)

 ・日本ボーイスカウト埼玉県連盟「第3回埼玉キャンポリー」

  (800名参加、5日間)

 ・秩父はんじょう博 (来場者86,000人 2日間) など多数

C 主な自主事業等

 ・インストラクター事業(昆虫探検隊、バードウォッチングなど年間

  15回実施)

 ・サッカー少年団駅伝大会(400名参加)

 ・雲海の名所化に向けた取り組み(写真展開催、新聞・テレビなど

  へのPR活動)

 ・チューリップ1万本プロジェクト(地元幼稚園及び西武鉄道CSR活動

  との連携)

 ・多目的ハウスの活用(地元写真家撮影の各種写真展開催)

 ・樹木医の指導による公園内花木の整備

 ・秩父ムラサキランの活用(旧花の回廊よりスカイロード添いに

  2,500株移植)

  フラダンスフェスティバルの開催(18団体約200名参加

 ・梅まつりの開催(来場者3,000人 フォトコンテスト、野点実施) 

 ・ホームページのリニューアル(スマートフォン対応、外国語表示を

  導入)

 ・ポスター・チラシの作成・掲示(春用・秋用2パターン、ポスター

  各500枚・チラシ各10,000枚作成 道の駅、商店、コンビニ、鉄道

  会社、旅行会社などに掲示依頼)

 ・広報活動(草花開花状況、イチョウ並木の黄葉、雲海、イベント

  情報などを随時提供 新聞31件、テレビ20件などで紹介される) 

2 埼玉県長瀞射撃場の指定管理業務の受託

  @ 施設等の利用に関する業務

   利用者の受付、予約、利用案内等

  A 施設、設備、物品の維持管理に関する業務

   標的交換機の整備点検、設備維持管理、場内清掃、除草・植栽管

   理など21項目

  B 開催された主な大会・合宿等

   ・第63回全日本学生/29回女子学生ライフル射撃選手権大会

    (823名参加)

     全日本ライフル射撃選手権大会(387名参加)

      71回国体関東ブロック兼全関東選手権(290名参加)

     など50大会以上開催

   ・学生の合宿利用者 15大学のべ1,439

  C 主な自主事業

   ・合宿記録対抗戦、安全狩猟射撃大会等の自主大会の開催

   ・装弾及び標的の販売

   ・教習射撃及び技能講習の実施

   ・オリジナルTシャツ・キーホルダーの販売

   ・長瀞周辺マップ作成、配布 など

3 埼玉県長瀞射撃場文部科学省ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設

  活用事業の受託

  @ トップアスリートが施設を利用するための環境整備

   ・マネジメントスタッフ配置による、強化選手の銃と弾のマッチ

   ングテスト及び射撃姿勢の映像分析など技術向上のサポート

   ・全日本選手権、ナショナルチーム選考会などの大会準備、運営

   サポート など

  A 関係機関との連絡調整及び連携体制の構築

   ・JOCが開催する競技別強化拠点ミーティング等への参加など

4 ちちぶ観光情報番組の実施

  テレビ埼玉「マチコミ ちちぶだより」情報番組連絡協議会の

  事務局業務

   ・秩父地域市町及びスポンサーとの連絡調整(年16回放映)

   ・番組連絡協議会の開催 など

5 秩父ミューズパーク各種コンサートの実施

   ・岩崎宏美with国府弘子ピアノソングス(音楽堂来場者600

    即日完売)

   ・アマチュアロックコンサート(野外ステージ 来場者500人)

   ・吹奏楽フェスティバル  など年間5回実施

6 森のキャンパスアドベンチャーコース施設運営業務の受託

   ・施設の利用申込受付、支援者の手配などの運営管理

   ・周辺の草刈り、清掃等の現場管理

7 第3回埼玉キャンポリー管理業務の受託

   ・野営地の草刈り、整地作業及び現場管理

   ・仮設トイレ、テント、給水設備等会場設営 など

     

 収支面においては、農林業関連の事務局業務が平成27年度をもって当社から他団体へ移管されたことなどにより、売上高合計は前期比186万円あまり減少し、2億2千658   万円となりましたが、上記のような事業展開により、秩父ミューズパークの来園者数及び長瀞射撃場の利用者数は過去最多となるなど事業成績向上に努めたところでございます。 

 この結果、今期決算における当期純利益は517万円余を計上し、利益剰余金は985万円となりました。

 対処すべき課題としましては、秩父ミューズパークと長瀞射撃場における平成30年度からの指定管理業務の受託継続を確実のものとし、既存事業の活性化と事業の再構築による収益の確保に努める必要があります。